製造業や整備工場、食品工場などでは、「廃油」や「汚泥」といった産業廃棄物が日常的に発生します。

一見似たような液状廃棄物に見えるためどちらに該当するのかわからなくなりがちですが、廃油と汚泥は廃棄物処理法上まったく異なる区分であり、

処理方法や委託先、費用にも大きな違いがあります。

誤った区分で処理を行うと、法令違反やコスト増加につながるため注意が必要です。

本記事では、廃油と汚泥の定義の違いから、処理費用の考え方、委託時の注意点までを分かりやすく解説します。

廃油と汚泥の定義と具体例

廃油とは

廃油は、事業活動に伴って生じた「液状の油類」を指します。

揮発性や引火性の高いものは「特別管理産業廃棄物」に該当するため、より厳格な管理が求められます。

【具体例】

 潤滑油、絶縁油、洗浄用油、エンジンオイル、軽油、ガソリン、食用油など

汚泥とは

排水処理工程や洗浄工程などで発生する水分を多く含んだ「泥状の廃棄物」を指します。

油分だけでなく、金属成分、薬品、微粒子などが混ざっていることが多く、性状は非常に不安定です。

【具体例】

排水処理場の下水汚泥、含水率の高い削りカス、ペンキカス、ベントナイト汚泥など

混ざっている場合は

現場でよくあるのが、油と泥が混ざり合った「油泥(ゆでい)」です。

この場合は、「性状」と「主成分」で判断するのが一般的です。

  • 液状で油分が主体→廃油
  • ドロドロとした泥状で、水分や固形分が主体→汚泥

自治体によって判断基準が異なる場合があるため、管轄の行政や処理業者へ確認が必要です。

処理方法と費用の違い

廃油と汚泥では、リサイクル方法や最終的な処理コストが大きく異なります。

廃油の処理方法

廃油は「エネルギー源」として再利用しやすいため、比較的リサイクル価値が高いのが特徴です。

純度が高ければ「有価物」として買い取られるケースもあります。

【処理方法】

再生燃料化(サーマルリサイクル)、蒸留再生、焼却など

汚泥の処理方法

汚泥は水分を多く含むため、そのままでは処理効率が悪く、手間がかかります。

重金属などの有害物質が含まれる場合は、処理工程が増えるためコストが跳ね上がります。

【処理方法】

脱水、乾燥、焼却、造粒成形(路盤材などへの再利用)など

委託時に注意すべきポイント

廃油・汚泥を処理業者へ委託する際は、以下の点を必ず確認しましょう。

正しい「廃棄物種類」で契約する

廃油か汚泥かで「収集運搬」や「処分」の許可証が異なります。

許可のない業者に委託すると、排出事業者も罰則の対象となるため、許可証の品目欄を必ず確認しましょう。

WDS(廃棄物データシート)の提供

成分が不明確な場合、処理施設での事故やトラブルの原因となります。

特に廃油に溶剤が混ざっている場合や、汚泥に有害物質が含まれる場合は、正確な成分情報をWDSで共有しましょう。

保管方法や運搬方法を確認する

分離や沈殿等の性状変化が起きる可能性があるものや引火性のあるものなどについて、処理業者の指示に従い、事故やトラブルを防止しましょう。

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